そこそこ手ごたえを感じ始めた矢先に負けが込み始めた今日この頃。その原因と改善策について。


◎前回からの変更点

・基本土地の増量。基本土地三種を二枚ずつにした。序盤のペイライフはマナ基盤安定のために仕方ないとしても、四~五枚目の土地をセットする時にダメージかテンポかの二択を迫られてしまうのが主な理由。色拘束のことを考えると平地は一枚でも良いが、サイドボードの白いスペルの多さを鑑みて二枚にした。

・アンコウをオリヴィア・ヴォルダーレンに差し替え、殴打頭蓋を二枚目の血男爵に変更した。前者はサイド後に安らかな眠りを置くこと、より鋭角的にマナフラッドの解消を目指すために差し替えた。後者は単純にコラガンの命令の採用率を鑑みて、殴打頭蓋では役不足と判断した。

・塩撒きと墓堀りの檻の二枚目を投入。予想以上にトロンと集合する中隊を使用するデッキが多いのが主な理由。特に檻は墓地対策も兼ねているので汎用性が高い。中隊を使うデッキが増えたので、紅蓮地獄も神々の憤怒に差し替わった。




 以上の変更を加えて実戦に挑んだが、結果は実に芳しくないものだった。四色神秘の指導コントロールやファルケンラスの貴種や変わり谷が投入されたジャンドアグロといったメタ外なデッキに当たりまくったのは理由の一端だが、そもそもデッキの骨格がしっかりしていればコンボではないメタ外のデッキには勝てるはずだ。つまりこれは自分の構築とプレイングが原因であるという明確な証拠である。その原因について、自分は以下のように考えている。


・マナフラッドが止まらない。

 「引いたカードは土地十枚にスペル十一枚、無理!」みたいなことが対ミッドレンジ系デッキにおいて実に多い。序盤に三枚目の土地が置けないくらいならまだ挽回のしようがあるが、ヤンパイと導師がメインクロックのデッキで土地三枚とスペル四枚の手札から土地とスペルを交互に引いたらそりゃあ勝てない。最初はそういう日もある、くらいで済ませていたが、ここに至ってようやくデッキの中の土地が多いのではないかと疑い始めた。


・クロックが少ない

 除去だらけの手札をキープしてグダッた後、相手だけクロックを引きこんで負ける、或いはハンデスで引っこ抜かれる、さもなければ一枚目を除去されてから二枚目のクロックを引きこめない……。ドローソースがない以上逃れられない運命ではあるが、自らジリ貧になる動きをしていては勝てるわけがない。その辺りを考慮して大型クリーチャーや包囲を投入したが、まだ配慮が足りていなかった。


◎解決策

 正直白黒トークンに血染めの月を入れたのを使えばいいんじゃないかと思ったりもしたが、それなら前日にカードを入れ替えるだけで済むのでギリギリまでこのデッキの構築を模索していくことにした。以下は解決に向けた変更点について。


・ドローソース

 信仰無き物あさりを投入。アド損するカードなので出来れば使いたくなかったが、不要な土地やハンデスを入れ替える分には使いやすい。手札に複数枚貯まったらルーターして捨てれば良い。序盤に欲しいカードではないので枚数は三枚。ギタラクシア派の調査も候補ではあるが、二点のライフが相手の手札の情報と不確定な一枚に化けることが釣り合っているのかどうか不明瞭なので採用は見送った。物あさりによるディスアドバンテージが想定以上に辛い場合は入れ替わるはずだ。


・土地

 大天使の霊堂と平地を抜いて十九枚に減らした。これ以上減らすとマリガン率に著しく影響するのでこれ以上減らすことはないだろう。逆にスクリューが頻発するようだったらもう一枚増やす。


・クリーチャー

 物あさりと相性が良いのでアンコウを再度投入。さらに中隊デッキの隆盛を考慮して、恒久的な除去である渋面の溶岩使いを追加した。特に後者はサイドボードから石のような静寂を抜いたので、対親和戦での活躍も期待できる。


・サイドボード

 土地を減らしたので前哨地の包囲を一枚サイドに移し、環境に赤や黒のパーマネントが多いことから天界の粛清を追加した。天界の粛清は触れる範囲が広く、着地してしまうと敗着が見えるケラノスまで対処できる。今の環境で白いデッキを使うならサイドには必須だと個人的には考えている。

 一方で安らかな眠りが自分にもある程度被害を及ぼすようになってしまった。実戦の手ごたえ次第では大祖始の遺産や三枚目の墓堀りの檻といった別のカードに差し替わるだろう。




以上。GPシャーロットのTOP8を見て、やっぱりモダンのメタ読みなんてするだけ無駄なんだなぁと思った。



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