デスタク VS オムニテル
2015年8月4日 TCG全般 久々に連絡をとったオムニ使いの友人はデスタクに勝てないらしい。プレイミス、或いは確立の偏りが絡んでいる可能性が一番高いが、せっかくなのでテキトーに個人的なデスタク視点から対オムニテルについて記しておく。
◎そもそもの相性
・メイン3:7 オムニテル有利
オムニテルは土地を並べてキャントリップで有効牌を集め続ければ自然と勝ててしまうが、デスタク側はこれを邪魔こそすれ明確に咎めることはほとんど不可能に近い。サリアはこのマッチアップをゲームとして成立させるための命綱であり、サリアの有無が勝敗に直結すると言っても過言ではない。
そして最大の問題は、サリアがいても尚不利は覆らないという点にある。オムニテルは基本土地を並べるデッキであり、土地縛り戦略の片翼を担う不毛の大地が無力になりやすい。裏切り者の都や時を超えた探索という飛び道具の存在と、デスタク側のクロックの細さが相まって土地を並べる時間を与え、敗着に繋がる。ハッキリ言って正面からぶつかりあって勝てるような相手では無いのだ。
とはいえ、仮にも対コンボの一角を担うデスタクが、環境最強の呼び声高いコンボデッキにまったく勝てないなんていうのは名折れもいいところだ。五分五分の勝負が出来る、というデスタク使いも勿論いることだろう。それはある意味間違っていないし、正直デスタクでオムニテルに勝つことは難しいことではないと自分も思っている。
何故なら、デスタクがオムニテル相手に勝つ最大の理由は『デスタクが二次災害拡大の名人である』ことだからだ。
たとえば、実物提示教育にサリアを合わせられ、キャントリップで勝ち筋を探す前にクロックを追加されて殴りきられてしまった。
たとえば、一度土地が止まったところでリシャポを起動されてキルターンが遅れてしまった。
たとえば、多色化していたせいで不毛の大地がモロに刺さってしまった。
たとえば、Willを抱えていたら魂の洞窟のせいでヘイトベアが思う存分着地してしまった。
一つだけだったら、致命傷ではないかもしれない。しかし、デスタクは些細な歯車のズレを存分に広げることが出来る。『喜んでキープしたいわけじゃないけどわざわざマリガンするほどでもない』なんていう初手を咎める手段はいくらでもある。ちょっとしたミスやささやかな不幸を咎めるのはデスタクの十八番だ、などと今更語るまでもない。
理論上は明確に不利。けれど、奇跡じみた幸運が無ければ埋まらないほど大きな差があるわけでもない。三割の勝率というのは、そういう微妙なさじ加減を示すちょうどいい割合だと個人的には思う。
・サイド後4:6 オムニテル有利
というわけで、サイドボーディングをしても基本的にオムニテルが有利なのは変わらない。デスタクは法学者や忘却の輪のような対策カードを用意できるが、それらに対処できるカードをオムニテルも用意できる。いたちごっこである以上根本的な相性に変化はないが、デスタク側がコンボ相手にかみ合わない手札をキープする可能性が極端に低くなり、オムニテル側も出来れば対策カードに対する備えを用意したいのでロングゲームになりやすい。ロングゲームはヘイトベアがダメージを稼ぐ機会の増加とほぼ同義なので、その分デスタク側にもチャンスが生まれる。
◎余談
デスタクでオムニテルに少しでも勝つ機会を増やしたい人はレオニンの裁き人をフル投入してみましょう。オムニテルは結構フェッチランドが入っていて、時折火想者の予見や直感のようなサーチカードまであるので存外刺さります。追加2マナはある意味サリア以上に効きます。
あとはちらつき鬼火を上手く使うこと。実物提示教育の後に何故かターンが帰ってきたら自分のエンドフェイズに薬瓶から出して全知を一時的に無効化したり、エムラクールのコンバット前に出して時間を稼いだりと役に立つ機会は多いです。
◎そもそもの相性
・メイン3:7 オムニテル有利
オムニテルは土地を並べてキャントリップで有効牌を集め続ければ自然と勝ててしまうが、デスタク側はこれを邪魔こそすれ明確に咎めることはほとんど不可能に近い。サリアはこのマッチアップをゲームとして成立させるための命綱であり、サリアの有無が勝敗に直結すると言っても過言ではない。
そして最大の問題は、サリアがいても尚不利は覆らないという点にある。オムニテルは基本土地を並べるデッキであり、土地縛り戦略の片翼を担う不毛の大地が無力になりやすい。裏切り者の都や時を超えた探索という飛び道具の存在と、デスタク側のクロックの細さが相まって土地を並べる時間を与え、敗着に繋がる。ハッキリ言って正面からぶつかりあって勝てるような相手では無いのだ。
とはいえ、仮にも対コンボの一角を担うデスタクが、環境最強の呼び声高いコンボデッキにまったく勝てないなんていうのは名折れもいいところだ。五分五分の勝負が出来る、というデスタク使いも勿論いることだろう。それはある意味間違っていないし、正直デスタクでオムニテルに勝つことは難しいことではないと自分も思っている。
何故なら、デスタクがオムニテル相手に勝つ最大の理由は『デスタクが二次災害拡大の名人である』ことだからだ。
たとえば、実物提示教育にサリアを合わせられ、キャントリップで勝ち筋を探す前にクロックを追加されて殴りきられてしまった。
たとえば、一度土地が止まったところでリシャポを起動されてキルターンが遅れてしまった。
たとえば、多色化していたせいで不毛の大地がモロに刺さってしまった。
たとえば、Willを抱えていたら魂の洞窟のせいでヘイトベアが思う存分着地してしまった。
一つだけだったら、致命傷ではないかもしれない。しかし、デスタクは些細な歯車のズレを存分に広げることが出来る。『喜んでキープしたいわけじゃないけどわざわざマリガンするほどでもない』なんていう初手を咎める手段はいくらでもある。ちょっとしたミスやささやかな不幸を咎めるのはデスタクの十八番だ、などと今更語るまでもない。
理論上は明確に不利。けれど、奇跡じみた幸運が無ければ埋まらないほど大きな差があるわけでもない。三割の勝率というのは、そういう微妙なさじ加減を示すちょうどいい割合だと個人的には思う。
・サイド後4:6 オムニテル有利
というわけで、サイドボーディングをしても基本的にオムニテルが有利なのは変わらない。デスタクは法学者や忘却の輪のような対策カードを用意できるが、それらに対処できるカードをオムニテルも用意できる。いたちごっこである以上根本的な相性に変化はないが、デスタク側がコンボ相手にかみ合わない手札をキープする可能性が極端に低くなり、オムニテル側も出来れば対策カードに対する備えを用意したいのでロングゲームになりやすい。ロングゲームはヘイトベアがダメージを稼ぐ機会の増加とほぼ同義なので、その分デスタク側にもチャンスが生まれる。
◎余談
デスタクでオムニテルに少しでも勝つ機会を増やしたい人はレオニンの裁き人をフル投入してみましょう。オムニテルは結構フェッチランドが入っていて、時折火想者の予見や直感のようなサーチカードまであるので存外刺さります。追加2マナはある意味サリア以上に効きます。
あとはちらつき鬼火を上手く使うこと。実物提示教育の後に何故かターンが帰ってきたら自分のエンドフェイズに薬瓶から出して全知を一時的に無効化したり、エムラクールのコンバット前に出して時間を稼いだりと役に立つ機会は多いです。
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