デスタク VS ANT
2015年8月19日 Death&Tax コメント (2) 晴れる屋でやたらマッチングしたので、反省も兼ねた個人的な所感やプレイングについてデスタク視点で書き連ねる。
◎相性
メイン・サイド共に4.5:5.5くらいでANT有利。基本的に先手1・2キルと後手1キルを防げず、サリア一枚だけなら乗り越えられてしまい、夜の戦慄を始めとするサイドボードが十分に用意できる分ANTが有利、というのが個人的な考えだ。
しかし、この有利は磐石なものではない。相手のデッキが分からないメイン戦でキャントリップ多めの手札をキープした場合はサリアによって著しく減速するし(逆にデスタクがサリアのいない手札をキープする可能性もあるが)、そもそもサリアを乗り越えられるだけの濃い手札を貯め込むのも簡単ではない。2キルはともかくキャントリップすら撃つ余裕がない1キルの可能性はかなり低いので、後手番のANTはデスタクに対して不利とすら言える。特に最近のデスタクはメインにCanonistを投入する形や追加のサリアこと翼馬が増えているので、ANTにとっては向かい風だろう。もっとも、LEDをガラクタにする破棄者の姿を見なくなったが。
結局のところ0.5の差は俗に言う「ブン回り」の有無の差とほぼ等しい。特にサイド後はブン回るか対策カードを乗り越えるかが焦点となるので、必然的に対策カードが置かれる前に勝てるANTはそれだけで有利と言える。問題は、その有利そのものが運に左右されるというところなのだが。
◎戦い方
メイン戦は特に言うことがない。強いて言うなら速やかに決着をつけるために全力で展開する、ということだろうか。ANTの最大の強みは1キルが可能な点でもハンデスで前方確認が出来る点でもなく、大量のキャントリップによって必要なパーツを片っ端から集めることが出来る点だ。ターンの経過と共にANT側の手札は濃くなり、ハンデスとPiFによって二、三枚程度のカウンターを始めとする妨害を軽々と越えていくことができてしまうのがANTである。
故に速やかな決着は勿論のことだが、そもそもキャントリップを撃たせずにビートする、という手段も有効だ。具体的には薬瓶スタートからリシャポと不毛の大地を駆使して土地を徹底的に縛り上げる、というプランである。はっきりいって下策ではあるのだが、サリアもCanonistも引けない状態ならこの戦略が肯定される。この場合は展開より土地縛りを重視し、相手のトップ条件を厳しくすることが肝要だ。土地やペタルを引かれたりインスタントタイミングでむかつきを撃たれたらそれまで、と割り切るくらいでちょうどいい。長引くと不利なのはむしろこちらだが、キャントリップや教示者が撃てない状態なら条件は大して変わらない。
サイド後はとにかく2ターン目にヘイトベアを置けるまでマリガンすること。それが出来ないなら手札が七枚でも四枚でも負けることに変わりはない。安らかな眠りは単体ではキープ基準になりえないが、石鍛冶による速やかなビートダウン+土地縛りが可能な場合はキープしてもいい。ただし、PiFや陰謀団の儀式が減量される可能性や突然の衰微の存在を鑑みて過信はしないこと。サリアやCanonistよりは確実に優先度で劣る。
たまにソープロを残す人を見かけるが、ボブの投入は確実に減速(或いはアド死)を招くのでこちらとしてはむしろありがたいし、若き紅蓮術士は殴打頭蓋でどうにかなる場合が殆どなので必要ない。
破棄者は当然LED一択だが、真髄の針で刺せないことを忘れてそっちまでサイドインしないこと。
解呪関係のスペルはフル投入。夜の戦慄の処理は勝敗に直結しうるため。遺物囲いを採っている場合は、二枚以上夜の戦慄が張られているときはダブルシンボルの存在の破棄として扱えることを忘れないこと。虐殺や見栄え損ないはケアしきれない(特に見ていない場合)ので頭の片隅に留める程度でいい。
また、解呪や薬瓶and遺物囲いor鬼火が揃っている場合は相手がLEDをキャストするタイミングを注視すること。油断してLED着地後に儀式系呪文をキャストしたら見逃さずにLEDを処理しにいくべし。
薬瓶が二枚以上並んだ場合、夜の戦慄を鬼火で一時的に追放or遺物囲いで処理した後、サリアやCanonistを着地させられる。相手が儀式系呪文で手札の大半を使い切ってから教示者を撃った時に合わせれば再起不能にすることも可能なので、出来るだけ相手が手札を使い切った瞬間を狙いたい。
ANTとの対戦経験は少ないので他にも「こんなテクニックがあるよ」とか「知られてないけどこういうカードが効きます」みたいな意見は随時募集してます!(他力本願)
◎相性
メイン・サイド共に4.5:5.5くらいでANT有利。基本的に先手1・2キルと後手1キルを防げず、サリア一枚だけなら乗り越えられてしまい、夜の戦慄を始めとするサイドボードが十分に用意できる分ANTが有利、というのが個人的な考えだ。
しかし、この有利は磐石なものではない。相手のデッキが分からないメイン戦でキャントリップ多めの手札をキープした場合はサリアによって著しく減速するし(逆にデスタクがサリアのいない手札をキープする可能性もあるが)、そもそもサリアを乗り越えられるだけの濃い手札を貯め込むのも簡単ではない。2キルはともかくキャントリップすら撃つ余裕がない1キルの可能性はかなり低いので、後手番のANTはデスタクに対して不利とすら言える。特に最近のデスタクはメインにCanonistを投入する形や追加のサリアこと翼馬が増えているので、ANTにとっては向かい風だろう。もっとも、LEDをガラクタにする破棄者の姿を見なくなったが。
結局のところ0.5の差は俗に言う「ブン回り」の有無の差とほぼ等しい。特にサイド後はブン回るか対策カードを乗り越えるかが焦点となるので、必然的に対策カードが置かれる前に勝てるANTはそれだけで有利と言える。問題は、その有利そのものが運に左右されるというところなのだが。
◎戦い方
メイン戦は特に言うことがない。強いて言うなら速やかに決着をつけるために全力で展開する、ということだろうか。ANTの最大の強みは1キルが可能な点でもハンデスで前方確認が出来る点でもなく、大量のキャントリップによって必要なパーツを片っ端から集めることが出来る点だ。ターンの経過と共にANT側の手札は濃くなり、ハンデスとPiFによって二、三枚程度のカウンターを始めとする妨害を軽々と越えていくことができてしまうのがANTである。
故に速やかな決着は勿論のことだが、そもそもキャントリップを撃たせずにビートする、という手段も有効だ。具体的には薬瓶スタートからリシャポと不毛の大地を駆使して土地を徹底的に縛り上げる、というプランである。はっきりいって下策ではあるのだが、サリアもCanonistも引けない状態ならこの戦略が肯定される。この場合は展開より土地縛りを重視し、相手のトップ条件を厳しくすることが肝要だ。土地やペタルを引かれたりインスタントタイミングでむかつきを撃たれたらそれまで、と割り切るくらいでちょうどいい。長引くと不利なのはむしろこちらだが、キャントリップや教示者が撃てない状態なら条件は大して変わらない。
サイド後はとにかく2ターン目にヘイトベアを置けるまでマリガンすること。それが出来ないなら手札が七枚でも四枚でも負けることに変わりはない。安らかな眠りは単体ではキープ基準になりえないが、石鍛冶による速やかなビートダウン+土地縛りが可能な場合はキープしてもいい。ただし、PiFや陰謀団の儀式が減量される可能性や突然の衰微の存在を鑑みて過信はしないこと。サリアやCanonistよりは確実に優先度で劣る。
たまにソープロを残す人を見かけるが、ボブの投入は確実に減速(或いはアド死)を招くのでこちらとしてはむしろありがたいし、若き紅蓮術士は殴打頭蓋でどうにかなる場合が殆どなので必要ない。
破棄者は当然LED一択だが、真髄の針で刺せないことを忘れてそっちまでサイドインしないこと。
解呪関係のスペルはフル投入。夜の戦慄の処理は勝敗に直結しうるため。遺物囲いを採っている場合は、二枚以上夜の戦慄が張られているときはダブルシンボルの存在の破棄として扱えることを忘れないこと。虐殺や見栄え損ないはケアしきれない(特に見ていない場合)ので頭の片隅に留める程度でいい。
また、解呪や薬瓶and遺物囲いor鬼火が揃っている場合は相手がLEDをキャストするタイミングを注視すること。油断してLED着地後に儀式系呪文をキャストしたら見逃さずにLEDを処理しにいくべし。
薬瓶が二枚以上並んだ場合、夜の戦慄を鬼火で一時的に追放or遺物囲いで処理した後、サリアやCanonistを着地させられる。相手が儀式系呪文で手札の大半を使い切ってから教示者を撃った時に合わせれば再起不能にすることも可能なので、出来るだけ相手が手札を使い切った瞬間を狙いたい。
ANTとの対戦経験は少ないので他にも「こんなテクニックがあるよ」とか「知られてないけどこういうカードが効きます」みたいな意見は随時募集してます!(他力本願)
コメント
また、虐殺に合わせて、薬瓶からレオニンの遺物囲いをプレイして、迷宮の霊魂、法学者を逃がすという事は手札に後続のヘイトベアーが無い時は少し考えます。これは解呪として入れている遺物囲いは基本的に温存しますので、その場で思いつける範囲内だとは思います。
後は虐殺ケアで平地を置かないとか、ですかね…。
マーベリックと違い、聖遺の騎士も輪作も無いのでKarakasを引いたら考える程度です。タッチ赤であれば、一応フェッチではPlatueを引っ張ってくると後で不毛で割れるかも知れません。基本的には、相手の土地を割るので本当に気休め程度ですね。
ありがとうございます。虐殺ケアで平地を置かないのは完全に失念していました。
バイアルよりマザーを優先するパターンは思いつきもしませんでしたが、言われてみればピン除去を考えるとそっちの方が良さげですね。今度から試してみます。