http://magic.tcgplayer.com/db/article.asp?ID=12825&writer=Craig+Wescoe



 しばらく読んでいなかったCraig Wescoe氏の記事をまとめ読みしていると、彼は相変わらず白黒トークンを調整していた。彼はこのアーキタイプを使い始めて長く、かつては世界選手権にまでこのデッキを持ち込んだこともある。群れネズミやミラディンの十字軍を投入するといった調整も欠かさず、時折調整の過程やサイドボーディングを大会の成績共々記事にする。

 そんな彼がBFZがリリースされる直前に書いたのが上記のリンク先の記事で、内容は彼が調整した最新のリストとBFZに収録されているカードの中で白黒トークンに採用できそうなカードについてだった。BFZに収録されているカードの中で、彼が言及したカードは三枚。


・乱脈な気孔

 白黒トークンというと1T目に風立ての高地をセットするかハンデスを撃つ動きが一般的だ。しかし、使っていると良く分かるのだが風立ての高地というカードはマナ基盤の観点からすると大変よろしくない。大抵のリストにフィルターランドが二枚ほど投入されているのはこのカードのせいと言っていい。特に苦花解禁後はこの傾向に拍車がかかり、序盤の動きに何ら寄与しない代わりに消耗戦に強いことを買われて採用されていた。

 しかしこの新しいミシュラランドはマナ基盤の安定に大きく貢献し、ライフゲイン手段も兼ねているのでメインの機を見た援軍の枚数を減らせる、とWescoe氏は記事で語っている。



・ゼンディカーの同盟者、ギデオン

 記事の中で語られている通り、恐らく白黒トークンに採用されることはないだろう。トークン生成にしろアンセム能力にしろ真面目な訪問者、ソリンがその役目を担っており、ライフレースを簡単にひっくり返せるソリンよりこちらを優先する理由はまったくない。ギデオン自身のクリーチャー化が流刑への道や四肢切断で簡単に対処されてしまうのもいただけない。



・塵への崩壊


 タッチ赤を検討する理由になるカード。白黒トークンが苦手としているアーキタイプの多くはトロンや護符ランプといった土地系コンボであり、それらのデッキに根本的な対処が出来ないのが長年の課題だった。氏も語っている通り塩撒きは赤のダブルシンボルが厳しいため採用は難しかったが、シングルシンボルならどうにでもなる。同時にはじける破滅や終止といった優秀な除去も採用できるようになるため、これからはタッチ赤が一般的になるかもしれない。きっとその内Wescoe氏自ら謹製の75枚を仕上げて結果を残してくれるだろう。






 でもまぁわざわざいつ挙がるか分からない記事を待つより、自分で組んでみて後でどこがどう違うのか見た方がタメになるのでとりあえず白黒t赤トークンを組んでみた。




24 Lands

4 Godless Shrine
2 Sacred Foundry
4 Marsh Flats
4 Windswept Heath
1 Arid Mesa
4 Shambling Vent
3 Plains
1 Swamp
1 Vault of the Archange


36 Spells

4 Path to Exile
4 Inquisition of Kozilek
3 Thoughtseize
4 Bitterblossom
4 Intangible Virtue
3 Zealous Persecution
2 Terminate
4 Lingering Souls
4 Spectral Procession
1 Timely Reinforcements
3 Sorin, Solemn Visitor





Sideboard

3 Rest in Peace
3 Crumble to Dust
2 Duress
2 Stony Silence
2 Hero of Bladehold
2 Timely Reinforcements
1 Disenchant



 特に目新しい点も無く、テキトーに赤いカードをちょっと入れただけ。今後塵への崩壊が流行って土地系コンボが数を減らしたら、それに合わせて枚数を減らして長期戦用に追加の刃砦や赤包囲を入れるかも。





 明日はBMOへ八人構築とトレードをしに行く予定。プレイマット貰えるといいなぁ……。

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