今後のモダン

2016年1月18日 TCG全般
 PTの結果を待とう、ではつまらないので思ったことと手持ちのデッキをどうするべきかテキトーに。



◎禁止改定の影響


・双子デッキは事実上メタゲームから姿を消す。キキジキを主軸とした構築がどこまで通用するかは未知数だが、キキジキの色拘束と重さを考えれば以前ほど支配的な強さを発揮することは出来ないだろう。

・双子デッキの強さの理由の一つに、サイド後からナラー夫妻やケラノスといったパワーカードを投入するミッドレンジプランがあった。もしかしたら、そのサイドプラン主軸とした新たなミッドレンジデッキがメタゲームに踊り出るかもしれない。或いは、双子使いの受け皿として似たようなミッドレンジデッキであるグリクシスコントロールが数を増やす可能性もある。


・アミュレットコンボも花盛りの夏を失ったことでコンボスピードが格段に下がった。梓という代役はいるが、以前ほど安定したパフォーマンスを発揮することは難しい。双子がいなくなったことでトロンが流行する可能性が高く、トロン対策のカードが刺さることも考慮するとメタゲームから姿を消すだろう。


・モダン環境を代表する二大コンボデッキが消失ないし弱体化したことで、それらを苦手としていた親和やトロンが台頭する可能性が高い。一方でBG系はその数を減らすかもしれないが、コラガンの命令や大爆発の魔道士を要するジャンドはメタゲームに合わせた構築をすることで環境の一角を占めることが予想される。また、親和を苦手とするもののトロンやBG系に強いバーンも一定数存在すると思われる。



・Zooのようなアグロデッキにとってコンボが減ることは喜ばしいことではあるが、使用者が増えるかどうかと言われれば微妙だ。トロンはウギンという追加の全体除去を獲得している上に、Zooが一定数いるなら紅蓮地獄を炎渦竜巻に差し替えれば事足りる。親和と五分以上に戦える点は評価できるのだが、バーンやジャンドに弱いことが気になる。環境最多勢力のデッキに対するメタデッキに弱い、という点はマーフォークや感染にも同じことが言える。


・リビングエンドやグリセルシュートといったコンボは双子という青いデッキ筆頭がいなくなったことでメタゲーム上の有利を獲得したが、新たに登場したエルドラージランプがメインから大量の墓地対策を用意しているのが不安材料。エルドラージランプが市民権を獲得すればそれっきりの可能性もある。



・戦乱のゼンディカー以後登場したエルドラージランプは多くのプレイヤーが注目しており、研究も進んでいるため次のプロツアーではそれなりに数はいるだろう。現状確認できる限りでは黒単と赤か白を足した形の三つが存在するが、序盤の受けに難があるデッキなので石のような静寂や機を見た援軍といった優秀なサイドカードがあるタッチ白型がメジャーになると思われる。



・次の環境はトロンと親和が最多勢力で、ジャンドやバーン、エルドラージランプが次点と予想。環境初期である次のプロツアーでは意識されていると分かった上でトロンや親和を使用するプレイヤーと、雑多なデッキに勝てるデッキパワーとトロン及び親和への対策をしっかり用意できるデッキを持ち込んだプレイヤーの真っ向勝負がメインになると思う。





◎手持ちのデッキ、どうしよう?


・エメリアコン

 エルドラージランプが流行ると厳しい。墓地対策は勿論だが忘却蒔きで土地を持っていかれると後半の巻き返しがどうにもならなくなったりするので、トップメタに躍り出た場合は使わない方が無難。墓地利用デッキをエルドラージランプが駆逐したことで他のアーキタイプの墓地対策が薄くなれば勝率を稼げるかも。


・白黒トークン

 親和やジャンド相手はメイン・サイド後共に有利で、塵への崩壊を獲得したことでトロン戦も以前ほど絶望的ではなくなった。メタゲーム的には良い状態だと思われるので、構築を工夫すれば割といけると思う。




白黒t赤トークン

60 Main

25 Lands

3 Godless Shrine
3 Sacred Foundry
4 Marsh Flats
4 Windswept Heath
1 Bloodstained Mire
3 Plains
2 Swamp
4 Shambling Vent
2 Ghost Quarter

35 Spells

4 Path to Exile
4 Inquisition of Kozilek
3 Thoughtseize
4 Intangible Virtue
4 Bitterblossom
3 Zealous Persecution
2 Terminate
4 Lingering Souls
2 Timely Reinforcement
2 Spectral Procession
3 Sorin,Solemn Visitor


15 Sideboard

3 Blood Moon
2 Crumble to Dust
2 Pia and Kian Nalaar
2 Durres
2 Rest in Peace
2 Timely Reinforcement
1 Disenchant
1 Celestial Purge


 
・幽霊街

 トロンランドは勿論のこと、ミシュラランドへの除去としても機能するので投入。サイド後に血染めの月を置く前に基本土地を持ってくるのにも役立つ。

・終止

 サイド後の赤いカードを増やした関係でマナ基盤を変更したため、四肢切断や残忍な切断ではなく、安定した万能除去であるこちらを採用。


・血染めの月

 トロン戦や地味に特殊地形の多いエルドラージランプに対する解答の一つ。このカードのためにメインの行列の枚数を減らした。


・ピア・ナラーとキアン・ナラー

 サイド後の消耗戦に役立つだけではなく、血染めの月プランを投入する相手に対して行列と入れ替えることで計算しやすいクロックにもなる。出てくるトークンが飛行なのが偉い。




 プロツアーのメタゲームが楽しみだなぁ。

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