ウギンの目禁止は残当。ついでにトロンも後半のフラッドに弱くなって弱体化したため数を減らすだろう。
同時にエルドラージに駆逐されていたアーキタイプが再び増加するだろう。具体的にはクリーチャーのサイズや虚空の杯が厳しかったナヤ系のアグロ及びバーン、ゴイフ以外に明確な勝ち筋を見出すことが出来なかったBG系等が挙げられる。また、以上の二つが増加するのなら親和は変わらずトップメタに君臨し続けるかもしれない。
しかし、弱者の剣解禁後のソプターコンボ関連のパーツが高騰しているところを見る限り、当分はアーティファクトに対する警戒は強いままである可能性が高い。ジャンドではなくアブザンミッドレンジが流行すると親和は少々厳しい立ち位置になる。また、ソプタ―コンボは基本的にコントロール思考の遅いデッキなので、環境が低速化する一因に為りうる。色の組み合わせの関係で高速デッキにも十分対応できるだけのカードは用意できるので、ポテンシャルは十分にあると思う。
環境の低速化、という観点では祖先の幻視の解禁も興味深い。とりあえずは青系コントロール使いが挙って試すだろうが、色マナ源とフィニッシャーを兼ねるミシュラランドの存在がネック。初動タップインからカウンターや除去を構える動きが基本として成り立った現状のコントロールに、果たして待機4が割り込む隙があるかどうかが焦点になる。下手に採用したらアグロ相手にディスアド抱えて負けました、なんてことになりかねない。
一方、対エルドラージの一角を担っていたマーフォークは数を減らすかもしれないが、低速コントロールが流行するようなら相手は違えど変わらずアンチデッキとしてメタ上の価値を維持するだろう。個人的にはマーフォークに祖先の幻視を投入して1マナ圏12枚体制なんてのも楽しそうだとは思う。どことなく行き詰まりっぽいし。
以上の点を踏まえると、エメリアコンは今後広がりゆく海の枠にカウンターないし拘留の宝球を入れておくのが最善かなぁ。青いデッキが増えればリビングエンドを始めとする各種コンボも減るし、そうなると同じ速度で戦う相手が増えて色々と調整しなきゃいけない部分が増えてくる。っていうかソプタ―コンボのせいで墓地対策増えたらこのデッキはお蔵入りまである。
しばらくは久々に白黒トークンを引っ張り出して様子見もアリ。土地系コンボはほぼいないだろうからタッチ赤する必要もないだろうし。ミシュラランドのおかげで以前よりコントロール戦が楽になったのも好材料。
どんな環境になるのか楽しみだなぁ。
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